初めてのもらい事故、家族と保険会社の大切さを痛感した出来事

初めてのもらい事故、家族と保険会社の大切さを痛感した出来事

徐行中、突然のドンという振動。どこにも連絡せずに解散

10年前の出来事です。今迄に最初で最後の車の事故にあいました。もらい事故でした。 私はその日いつもの様に一人で買い物を終え自宅から3キロ程離れた通り慣れた道、車を走らせていました。 20~30m先の信号が黄色に変わったのを確認し、徐行を始めました。その時です、車の後方からドンと言う音と共に衝撃を感じました。「あっ」と、直ぐにそれは後ろから追突されたのだと思いました。しかし気が動転してしまいどうしたら良いのか分からずに、そのまま少し走ってしまいました。その直後「止まらなければ。」と思い今度は慌てて車を左側に寄せ駐車しました。それでもそれからどうすれば良いのか分からずに不安な気持ちで一杯でした。 後で思えば最初に後方を確認して、追突してきた車の車種や色、ドライバーの特徴(性別、年代等)、そして出来ればナンバーを見ておく事が大事でした。私が動揺して少し車を走らせてしまった事で、相手がそのまま何処かへ行き分からなくなってしまっていた可能性もあり得ます。 幸いにそのドライバーは追走してきてくれ、同様に私の車の後ろに止まってくれました。 外に出ると、相手も出て来ました。同世代と思われる男性でした。 次にまたどうしたら良いのか分からなくなってしまい、頭の中で「どうしよう。」の言葉が逡巡していました。 相手の氏名と電話番号を教えてもらうのが精一杯でした。相手は「すみません、大丈夫ですか。」の言葉と共に、今、外仕事が終わり会社に戻る途中との事で勤務先の名刺を渡されました。(知っている会社でした。) それから車が追突された辺りを一緒に確認した所、傷やへこみ等は見当たりませんでした。体の痛みやケガもありませんでした。 少しほっとして「では後で連絡します。」と、その場を別れ家路に着きました。

話し合い、安心感から直ぐに示談決定。そして幾つかの反省

帰宅後家族の顔を見て心が落ち着きました。 一連の話をすると、一応保険会社に連絡した方が良いと、電話をしてくれました。その時には夜の9時を過ぎていましたが、保険会社の担当の方が警察に相談に行こうと、一緒に最寄りの署に行ってくれました。その夜は事故の被害届けは出さずに、後に何かあった場合の為にと、事故の詳細を保険会社の方が話してくれました。警察の方は私と保険会社の連絡先を書き留めてくれました。これで一安心し更に気持ちが楽になりました。 翌日は念の為に病院に行き診察してもらいました。大した(痛み)事はなくその後の通院も不要との事でした。 その夜に事故相手と約束の通り、事故現場近くのファミレスで待ち合わせをしました。お互いに誰も同席せずに二人だけで会いました。 前夜からの一連の行動と結果を伝えました。しかしその後また何を話したら良いのか分からなくなってしまいました。すると相手が通院費(8千円)を支払うと申し出てくれました。その後もしばしの沈黙を繰り返しました。 警察にも話をしている事と、勤務先が分かっている事で安心感がありました。この為、今後何かあればまた連絡をさせてもらうという事で直ぐに示談にする事に決めました。損害賠償等の金銭要求もしませんでした。この話し合いは20分位の短い時間でした。 その後も体の痛み等異変もなく無事に一件落着しました。 しかし事故直後の対応が間違っていました。最初に警察と保険会社に連絡をするべきでした。又この話し合いの場にも、もしも何か問題等が起きた場合の為に、家族か保険会社の方に同席してもらえば良かったと後で思い、反省しました。 慰謝料をもらわなかった事は結果的にそれで良かったと思っています。

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